映画レビュー

カーズ

レース × 思いやりを学ぶ × ちょっと狂気じみた世界観

私なりにカーズを3つのキーワードで表現すると上記のようになります。

一つ目のレースというのは分かりやすく『カーズ』の見所になっています。CGアニメーションでの車の表現、スピード感、カッコよさ、キャラクターのかわいさ、どれをとっても一流です。

ディズニーでは珍しい、サイテーなクソ野郎が主人公

二つ目に挙げたキーワード「思いやりを学ぶ」について。
私はカーズを2020年に初めて観たので、何となく主人公の赤い車は主人公っぽい思いやりのある良い人物だと勝手に思い込んでました。しかし、実際は違いました。主人公はサポートしてくれるスタッフへの思いやりのカケラもない、かなりサイテーなクソ野郎でした。


ディズニーでここまでのクソ野郎が主人公ってことは結構めずらしいんじゃないかと思います。その意外性で心を奪われました。もちろん、ディズニー作品なので、このクソ野郎が思いやりを学ぶ話になるんだろうなと思うし、実際その通りなのですが、それで良いんです。うん、すごくよかった。

深読みPoint?
えっ!?虫が小さい車?…こわっ!!えっ?なんで?

三つ目に挙げた「ちょっと狂気じみた世界観」…これは、人間が登場せず本来人間である観客も車、牧場にいる牛も車、そのへんを飛んでいる虫も小さい車であることです。車の虫(虫の車?)を作中で初めて見たとき、「えっ!?虫が小さい車?…こわっ!!えっ?なんで?」と戸惑わずには入られませんでした。


ここで重要なのは、車が虫である必要性なんて全然ない ことです。虫がそのまま虫としてその辺を飛んでいるという表現でも映画のストーリーに何も影響しません。なのに、何故か虫が車なんです。これには狂気を感じます。ただ、同時に最高の映画だなと思ってしまいました。自分では思いつかない他人の狂気を楽しく見られるなんて、映画ってなんて素晴らしいんだろうと思いました。


ぜひ、皆さんも自分でこの世界観を体験してみてください。

hulu

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