映画レビュー

9<ナイン> 9番目の奇妙な人形

まずオリジナルの11分のムービーは見てみてほしい

なかなか見応えのあるクオリティーの高いアニメーションでした。オリジナルの11分のムービーにティム・バートンが惚れ込んで作られた映画だそうです。実際、このオリジナルの方が味わいがあるんじゃないかなと思います。セリフがないぶん哀愁があっていい。

主人公たちをロボットではなく、麻の人形にしたところがいいですね。ギスギスしたロボットとかけ離れていて、愛着が持てて感情移入できます。

既に終わった世界、自分たちは生殖機能もない人形…

少しネタバレ入ります。そもそもこの人形たちは戦いに勝ったとして、どうなるんだろうと思ってしまいます。もう終わった世界、自分たちは生殖機能もない人形…「この世界は僕らが守る、それだけはわかる」自分たちが生きる意味を見つけるため、「世界は守る」ということなのでしょうが、本当にどうするつもりなんだろう?

深読みPoint! 『オズの魔法使い』の曲が効果的に使われている

予断ですが、本編で流れる音楽は『オーバー・ザ・レインボー』だそうです。同じテーマ「自分探し」を持つ『オズの魔法使い』の曲を使い心情表現をしているらしいです。こういうことを知ると「深いなぁ」と思いますね。個人的に映画が他作品の引用をしているところが非常に好きなんですよね。自作品を見せるのと同時に他作品の名作を紹介するDJ的な役割を果たしているからです。

いま自分で使ったんですが、多くの人は名作とか見た後に「深い」という言葉を言っておけばいいと思ってます。やっぱり「深い」だけで片付けてしまうとそこから思考が進まないので、あまり使わないようにしたいですね。

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